SEO対策を業者に頼むとき、誰でも「このSEO業者大丈夫かな~?」と一度は考えるはず。
自社のWEBサイトやホームページの集客(SEO対策)を考えている方で、SEO対策を外部に委託する予定であれば読んでおいて損はありません。
SEO業者を見る目が変わり、間違いが少なくなります!
もくじ
SEO業者がたくさんある理由!
SEO対策をしようとネットで検索し調べてみると多くののSEO業者が出てきます。初めてSEOサービスを使ってみようかなと思っている方には悩ましいところではないでしょうか。
なぜSEO業者がたくさんあるのか?
SEO業者は参入障壁が低いのが理由の一つ。
ある程度SEOの知識と行動力があればSEO対策サービスは簡単に始められます。特別な機材などがなくても、パソコンがあれば始められるのがSEO業者のサービスなのです。
ホームページを運営したり、ブログを運営したことがある方ならSEOについて多少ご存知かと思います。実はそんな基本的なSEOの知識さえあればSEOサービスを始められなくはありません。
ただし、始めるのは簡単ですが、きちんとお客様の要望通りに順位を上げられるかは別の話です。
SEO業者が検索順位を上げられるのは、WEBサイトの元々のポテンシャルや多少の運なども関係があります。
もちろんSEO業者自身にSEO対策経験が無ければ上がるものも上がりません。
SEO業者は経験を積みながらお仕事をしている
「SEO対策の基本とやるべきこと」
「検索順位が大きく下がった場合の対処法」
「新規サイトを立ち上げた時のSEO対策」
「少しずつ順位が下がっている現象の理由」
など多くは経験から予測が出来、それに合わせた対処をするのがSEO業者の腕の見せ所です。
経験の浅いSEO業者は日々勉強しながら経験を積んでいるのが実情ではないでしょうか。ある意味お客様のサイトで実験し検証し学習をしているという状態です。
運が良ければお客さんのサイトも順調に上がりますが、運が悪いとなかなか上がりません。たまたま上がったサイトが経験の浅いSEO業者の実績として他のお客さんにプレゼンされることも少なくない事でしょう。
ですので、学習しながらSEO対策サービスを提供できるSEO業者はその気があれば始められるお仕事なのでたくさんのSEO業者があると考えられます。
SEOサービスはお金があれば始められる
SEOの外部対策としてSEO業者の資産として数えられるのは、サテライトサイト(バックリンクサイト)の質と量です。いくら知識があり優秀な社員がいても、サテライトサイトが一つもなければ質の良い外部リンクを増やすのは困難です。
その点では、会社にお金があればたくさんのサテライトサイトを構築する事が可能です。もちろん優秀なスタッフがいればより質の高いサテライトサイトが構築できる状態になります。サイト構築と優秀なスタッフ、どちらもお金があれば解決できることなので、資本がある会社の方がSEOサービスを伸ばしていけることは間違いありません。
ただし、大手のSEO業者にお願いすれば間違い無いということではありません。大手の場合質よりも量で勝負する傾向が見られます。サイトの質を高めるよりも量を増やす方が簡単なので、大手でも質の悪いサテライトサイトをたくさん所持している可能性があります。
最近のSEO対策では、この質の悪いリンクは効果がなくなっています。
これは検索エンジンのアルゴリズム(仕組みのような物)が変化し、より質の良いサイトに価値を置くようになって来たからです。
一昔前のSEO対策は、外部リンクさえ増やせば順位があがるという状態でしたが、2012年頃からはそれらが通じなくなりました。SEO業者が増えたのは、リンクを増やせれば上がるというような割と対処しやすいアルゴリズムだったことに多くの会社が殺到したから。
検索エンジンのアルゴリズムが変化するとSEO業者が増える
検索エンジンのトップはGoogleなのは誰でも知っている話です。
その次に日本ならYahoo!の名前が上がりますが、Yahoo!が使っているアルゴリズムはGoogleと同じなのを知っている人は若干少ないかもしれません。
つまり、日本ではGoogleの検索システムが独占状態となっています。
このGoogleが定期的にアップデートをすることで、今まで上位にいたサイト順位が大きく落ちてしまうことがあります。
この時の需要として、SEO対策をしたいと考える企業やサイト運営者が多く発生します。そうなると自然とSEO業者はお仕事が増えるので、業者が増えることになります。
SEO業者はイメージがあまりよくない!
一般的なSEO業者のイメージってすごく悪い。「うさんくさい」「詐欺まがい」「悪質」などいろいろなイメージを持たれています。
ネット上でも、知人でもSEOに詳しくしない人が特にこの傾向が強いように感じます。またSEOには詳しい方でもSEO業者がキライな方も多いのはよく耳にします。その理由に、前者では「何をやっているか見えない、分からない」といったような事があげられます。
後者では「無価値なサイトを量産している」「質の悪いリンクを貼っている」というような理由が主なところでしょうか。
※悪質な業者もいるでしょうが、まじめな業者も多くいます。
SEOは競争の世界
悪質なSEO業者も確かに存在していますが、まじめなSEO業者の方が多い気がします。2社程SEO業者に勤務しましたが、両方ともまじめなSEOをしていました。手法は違いましたが、会社の経営理念に沿って正しい施策をしていました。
SEOに限らず、いろいろな業界では常に競争を強いられています。例えば「ラーメン」業界なんて競争が激しいジャンルです。
テレビにたくさん出ているラーメン店もあれば、個人でひっそりと経営しているラーメン店もあります。
テレビや雑誌に出て有名になったラーメン店、確かにうまいラーメン店もあれば「・・・」な店もあります。味の好みや体調、気分などによっても【美味しい】かどうかは変わってきます。
その自分に合わなかったラーメンを食べたらそれは詐欺でしょうか?いいえ、違いますよね?
たまたま自分の口に合わなかっただけのこと。
SEOも似ています。手法やリンクの質、タイミング等が自分のサイトに合う合わないという事もあります。
大手の資金力のあるSEO業者は広告や営業マンも力が入っています。その力が入っている分、成果が出なかったら「詐欺だった」というような印象を受けてしまうのでしょう。
競争の激しい業界ですので、勝者、敗者がいます。常に勝者でいる事はむずかしいことと、弱者が強者に勝には並大抵の事ではないこと、敗者の方が多いので、ネガティブなイメージの方が多くなっているのかもしれません。
ですが、必ず少数の勝者は存在しています。もし仮にその勝者に「SEOは胡散臭いですか?」と質問をすればネガティブではない答えが返ってくるでしょう。
SEO業界は変化が激しい
2012年検索エンジンのアルゴリズムが進化しアップデートしてきたことで、上記の「無価値なサイトを量産している」「質の悪いリンクを貼っている」という手法はその後通じなくなりました。
2013年では、まだ一部通用する手法もありますが、それもどんどん通じなくなるというのがSEO業界では一般的な話になってきています。今後は質の良いサイトしか生き残れなくなってきています。
そういう意味でも、悪質なSEO業者は淘汰されていきます。
今後のSEO業者は小手先では通じなくなるので正当な手法を確立しているSEO業者が生き残っていくことでしょう。また生き残っているSEO業者は正当な手法を持っているともいえます。
ですので、今後のSEO業者はそのネガティブなイメージを拭い去ってくれることでしょう。
SEO業者が自社サイトを上位表示しない理由
多くのSEO業者が存在しているのに、「SEO」というキーワードで検索してもSEO業者が上位に来ていないことに疑問を持ったことはありますか?
「SEO」で上位に来ているのは「情報サイト」や「SEOサービス」「ツール」がほとんどです。SEO業者はSEOを商売にしているはずなのに自社のコーポレートサイトは基本的にSEO対策していません。
なぜSEO対策をしていないのか?
その理由として
- 自社のSEO手法をバラさないため
- コーポレートサイトを上げる余裕がない
- コーポレートサイトを上げる必要が無い
の3つが考えられます。
自社のSEO手法をバラさないため
SEO業者が使っている外部リソース(サテライトサイト、バックリンクサイト)は基本的にお客様用に使われています。そんなサイトから自社にリンクをしてしまうと、他の業者が見たときに自社の外部リソースが全部バレてしまいます。
自分のところの手法やリンク量がバレてしまうと、「真似される危険性」「悪いところを突っつかれてお客さんをとられてしまう可能性」「それ以上の事を対策され上位をとられる可能性」が考えられます。
そんな訳で、SEO業者が自社のサイトにSEOをかけないのは自社のSEO技術を盗まれないようにする為でもあります。
コーポレートサイトを上げる余裕がない
SEO業者は基本的に忙しい!お客さんのサイトを上げるために注力しているので、自社のコーポレートサイトはそれほど優先度が高くないのです。
コーポレートサイトは自社の顔でもあるのに優先度が高くないというのはどういうこと?と思うかもしれませんが、お客さんと契約している時点で、仕事がある状態です。コーポレートサイトが上位に来なくてもお客さんはいるのでそういう意味で優先順位が高くないのです。
※SEO業務以外にいろいろな業務をしている企業の場合は上位表示しているところもあります。それは、SEO以外でもお客さんをとる必要があるので、そのような企業のコーポレートサイトは上位に来ている可能性があります。
話は戻りますが、自社のコーポレートサイト順位をあげるよりも、お客さんのサイトを優先し対策しているSEO業者がほとんどです。それは、そのまま売り上げに直結するという事と、お客さんサイトのSEO対策に追われているからです。
コーポレートサイトを上げる必要が無い
上記にも書きましたが、基本的にSEO専門の業者は自社のコーポレートサイトの検索順位はそれほど高くないので、それほど力を入れていません。コーポレートサイトを見るお客さんは既に社名を知っているはずなので、そのまま社名で検索してきます。
社名では基本的に1位に来ているので「SEO」というキーワードでは対策する必要が無いという事になります。
では、SEO業者はどうやって集客をしているのか?という点ですが、それは広告を出して集客をしているのがほとんど。SEO業者の集客は広告がメインで、SEOはそれほど力を入れていないのがちょっと面白いところですね。
広告で集客しているので、コーポレートサイトのSEO対策に力を入れなくても成り立っているのが現状なのです。
※もちろん例外的なSEO業者もあります。
SEO業者が使っているSEO対策の手法
SEO対策には「内部対策」と「外部対策」があります。内部対策は上げたいサイトの中身をチューニングしたり、コンテンツを追加したりします。外部対策は簡単に言えば多くの外部リンクを獲得するという事になります。
2012年以前は、外部リンクが増えれば順位が上がるというような傾向があったため、多くのSEO業者は外部対策のみを行っていました。また、お客さんサイドでも自分のサイトをあまりいじられたくないという思いもあり、内部対策をするようなSEO業者は少ない状態でした。
しかし、2012年以降検索エンジンのアルゴリズム(仕組みのような物)が変わり外部リンクだけでは上がりにくい状態となりました。こうなってくると、内部対策にも力を入れないと上がらない為、徐々にSEO業者の中でも内部対策を取り入れるサービスが増えてきました。
もちろん外部リンクも変わらず重要であるのですが、昔のようにただリンクがあればよいという事ではなくなりました。
近年では、「自然なリンク」「関連性のあるリンク」「評価されているサイトからのリンク」「リンクされている場所」「リンクしているページ」「リンクされているワード」など様々な要因にも神経を使い対策されるようになっています。
この内部対策と外部対策をバランスよく行わないと上位表示させるのは難しくなっているので、SEOサービスを辞めてしまうSEO業者も少なくありません。
以前の外部リンクさえ数を確保すれば上がっていた時代というのは、SEO業者にとってはおいしい時代だったに違いありません。現在では古い手法のため多くのSEO業者が淘汰された状態となっています。
外部対策の手法
外部リンクの獲得にはいろいろな手法があります。
- 検索エンジンへの登録
- サテライトサイトの作成
- リンク集からのリンク
- 無料ブログの作成
- ソーシャルブックマーク
- 掲示板などへの投稿
上記が主な外部リンクの獲得に使われる手法です。これらを人力で行うか、システムやツールで行うかはSEO業者によりますが、どの方法にしても偏りが出てしまうのは危険な状態です。
手法が偏れば「自然なリンク」から外れてしまい、検索エンジンからリンク評価をされなくなります。リンクの評価が0(ゼロ)になるだけならまだよいのですが、悪質だと評価された場合にはマイナス評価をされることもあります。
上記の手法を、偏りなく大量に行えるのであれば、検索順位が上がることでしょう。ただし数年後にはまたアルゴリズムが変化しているかもしれないので注意が必要です。
現状外部リンクを人工的に行う手法はほぼなくなってきています。
内部対策の手法
内部対策はタグのチューニングやコンテンツの追加が主な手法です。
タグは「タイトルタグ」「h1タグ」「h2タグ」「キーワード」「ディスクリプション」などが主に注目されるところです。
また、サイト内のキーワードが適切に表示されているか、対策キーワードが適切なキーワードかを判断します。サイト内のコンテンツが少なければ、対策キーワードにあったコンテンツを増やしたり、追加したりします。
SEO内部対策とは、主にサイトの質(価値)を上げるよう施策することがメインになります。
現在では、内部対策をメインに行うSEO業者が増え活発化しています。
今後も益々内部対策が重要な部分だと認識されてくるので、内部対策を前面に出してくるSEO業者が増えることでしょう。
SEO対策サービスをお願いする時に確認しておきたい事
あれべる自身SEOのお仕事をしていますが、私がSEO業者を選ぶとしたら、次の事に気を付けてお願いすると思います。
- 契約期間
- 対策内容
- 外部リンクの公開
- 解約後の外部リンクについて
契約期間の確認
SEO対策をお願いするときにこの契約期間は必ず意識して確認したいところです。あるSEO業者では契約期間を1年とかそれ以上の契約期間を設けて契約します。
一見契約期間が長い方が「親身に相談してくれる」「長い間対策を打ってくれる」と思いますが、ここには落とし穴があります。契約期間中に解約できないのはいろいろと不便なところがあります。
例として、契約キーワードは無事に上位に表示できたけど、アクセスが増えずコンバージョン(成果)も増えなかった場合、契約期間中ずっとSEO費用を払わなければいけなくなります。
収益に結びつかないのに、広告費だけがかさんでしまうのは望むところではないでしょう。
これを利用し、多くの上がりやすいキーワードを契約させ広告費を多くとるという業者もいるので、本当に必要なキーワードか見極める必要があるのです。
キーワードをSEO業者から提案されたときはその「根拠」「説明」を受けるようにした方が良いでしょう。
契約期間に関しては、最長でも半年で解約できるような業者の方が安心できます。
SEO対策の内容
次に契約内容や対策内容についても注意して確認したいところです。契約キーワードはもちろん、その対策方法や内容も詳しく確認したいところです。
「対策方法は企業秘密です。」というような業者はあまりおすすめできません。今のネットの中でいくら手法を隠そうと思っても見る人が見ればわかるので、なかなか隠せません。
それをお客様に対して隠すというのは何か見せられない理由があるということかもしれません。
- ブラックに近い手法(将来的に効果がなくなる方法)
- システムやツールでリンクを増やすため見せられない(サイトとしての価値がないサイトからのリンク)
- 担当者の知識不足(営業マンの場合、実際の手法をそれほど詳しく知らない)
というような事が考えられます。
外部リンクの公開が出来るか?
SEO対策の外部要因としては、外部リンクを増やすのが主流ではなくなりました。
それでも外部リンクをする場合、そのリンク元を公開してくれるSEO業者ならまだ信頼できる可能性が高いかもしれません。
価値のないサイト(リンク集、中小検索エンジン)などから大量にリンクをしている場合、いくらそこからリンクを受けていても大きな効果は望めません。してはいけないという事ではありませんが、そのような価値のないサイトからのリンクしかなければ不自然だと判断され検索エンジンからペナルティを受けてしまう事も考えられます。
このような対策しか行わない業者は簡単には見せられないという事になります。
反対に、関連性のあるサテライトサイトからのリンク、ユーザーの見るようなサイトからリンクを張り、公開してくれるSEO業者なら信頼できます。
ただし、数サイトなど一部しか見せない場合は、他には対策していない可能性もあるので、できれば全部公開してくれる信頼できるSEO業者を選びたいところです。
解約後の外部リンクについて
SEO業者の対策が効果なかった場合や、反対に順位が激しく下降した時に解約になると思いますが、その際に外部リンクはどうなるのかも確認しておきたいところです。
効果が無かっただけならそれほど問題ないかもしれませんが、万が一ペナルティを受けていた場合張ったリンクを全て解除してもらえる方が良いでしょう。
過剰リンクのペナルティの場合、リンクを全て削除する事で検索エンジンに再審査をしてもらえる事もありますし、質の悪いリンクを外すことで順位が戻ることもあります。
また、順位が上がっていたが解約した場合、リンクを外される事で順位が下がることもあります。SEO業者に頼む段階でなかなか解約の時の対応まで確認しない人が多いと思いますが、確認しておいた方が安心です。
SEO業者の中には、張ったリンクを外すことが出来ない会社もあります。コストの問題もありますが、SEO業者自体他のSEOサービスを利用した場合はこれに当てはまります。
ですので、解約後はどのような流れになるのか確認することをおすすめします。